キリスト人の香り Ⅱコリント2章12-17 2022.12.4

 使徒パウルは本文を通して使徒職に対して感謝と使命の確信を表わしています。

特に使徒職をキリストの香りとして認識しています。

15節、私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。

かぐわしい香りが空気の中から広がるように、キリスト人は環境を変化して人々を主の所へ引かれる役割を果たす者です。

使徒パウルは、イエスキリストが模範として、主に捧げるかぐわしいかおりになったようにイエスキリストに従う聖徒なら主なる神様に捧げる物にならなければ出来ません。


1.    キリストによる勝利の香りになる。

14節、しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちを導いてキリストによる勝利の行列に加え、至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。

キリストによる勝利の行列の表現はローマの皇帝と将軍などの者が民たちの前で勝利を見せる凱旋(がいせん)が連想されます。

凱旋行列はキリストの中で可能です。キリストの中じゃないと凱旋行列は出来ません。

使徒パウルはダマスコから主と出会った後、福音を伝えて殉教するまで、凱旋行列を続けました。

その続きを可能にした方がイエスキリストです。

だから、イエスキリストの中でキリストの香りを伝える者になることを目指すべきです。


2.    命のかぐわしい香りになる。

15-16節、私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。

ある人たちにとっては、死から出て死に至らせるかおりであり、ある人たちにとっては、いのちから出ていのちに至らせるかおりです。

このような務めにふさわしい者は、いったいだれでしょう。


命に至らせる香り⇒ エイスジョウエン⇒ 福音を伝えて生きる

命の香りはどこから出ると言うのか?

福音を伝える時、出る香りです。

主なる神様を信頼する信仰から命の香りが出ると教えています。

死に至らせる香りが自分の力で出る匂いです。

命を救うイエスキリストの福音を伝える者になりますように、その力が与えられることを求めて主にお祈りしましょう。


3.    主なる神様の御言葉の香りになる。

17節、私たちは、多くの人のように、神のことばに混ぜ物をして売るようなことはせず、真心から、また神によって、神の御前でキリストにあって語るのです。


真心から⇒ エイリクリネイアス⇒ キズがない純潔な状態

使徒パウルは真心から福音を伝えたと宣言しています。

御言葉を混ぜ物にせず、真心から伝えるとキリストの香りが出るのは、簡単と見えますが御言葉を黙想しないと自分の思いや複雑な考えて失敗してしまいます。

キリスト人がいつも、御言葉を黙想する生活を目指す理由がここにあります。


結論:キリスト人はキリストの香りが出る者です。

主なる神様は我らが居る所からキリストの香りが出るように立てて下さいました。

キリスト人として生きるのは時間の問題ではありません。

なぜなら、私たちは誰でも弱い者で罪人ですから自分のことを正しく認識するのに、実は難しいからです。だから、イエスキリストの恵みが必要です。