黙示録6章
*イエス様だけが封印を解くことができる
①勝利者
=小羊なるイエス様がほふられえた小羊(殺されたこひつじ)
➁裁き主
=ヨハネ5:22 父はだれをもさばかない。さばきのことはすべて、子にゆだねられたからである。
*イエス様が七つの封印を解いた時(1節)
=7つの災いが起こる内容が6章の内容
=小羊の怒り、御怒りの大いなる日(16,17節)
=四つの生き物(セラピム)の御使いが命令する。「来なさい」
①小羊が七つの封印の一つを解いたとき=白い馬(2節)=反キリストを表す(イエス様に似る姿)
=私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。
*弓:だますもの、あざむく
=ホセア7:16 彼らはバアルに帰る。彼らはあざむく弓のようだ。彼らの君たちはその舌の高ぶりのために、つるぎに倒れる。これはエジプトの国で人々のあざけりとなる。
*冠:(ステパノス:冠,ディアテマターは王冠―こ世の王様はサタン)
*反キリストの働き:勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。
*イエス様の姿
=白い馬(名前がある、剣、金の冠
=黙示録19:11またわたしが見ていると、天が開かれ、見よ、そこに白い馬がいた。それに乗っているかたは、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義によってさばき、また、戦うかたである。
=黙示録14:14また見ていると、見よ、白い雲があって、その雲の上に人の子のような者が座しており、頭には金の冠をいただき、手には鋭いかまを持っていた。
①あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか
=マタイ24:3~5そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。
➁小羊が第二の封印を解いたとき=赤い馬(3,4節)-戦争
=すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許
された。人々が、互いに殺し合うようになるためであった。また、彼に大きな剣が与えられた。
=マタイ24:6,7 また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。
③小羊が第三の封印を解いたとき=黒い馬(5,6節)-ききん(量り)を手に持っていた。
=すると私は、一つの声のようなものが、四つの生き物の間で、こう言うのを聞いた。「小麦一枡は一デナリ。大麦三枡も一デナリ。オリーブ油とぶどう酒に害を与えてはいけない。」
=マタイ24:7またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。
*デナリ:労働者の一日の賃金
*オリーブ油(油)-聖霊の働き(主の僕)、とぶどう酒(血潮による贖い)-聖徒は主が守る。
④小羊が第四の封印を解いたとき=青ざめた馬(7,8節)―死(伝染病)
=私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、そのあとにはハデスがつき従った。彼らに地上の四分の一を剣とききんと死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた。
*剣(赤い馬)、ききん(黒い馬)、死病(青ざめた馬)、地上の獣(反キリスト)=1/4を殺す
=エゼキエル14:21主なる神はこう言われる、わたしが人と獣とを地から断つために、つるぎと、ききんと、悪しき獣と、疫病との四つのきびしい罰をエルサレムに送る時はどうであろうか。
=エゼキエル5:16,17すなわち、わたしがあなたを滅ぼすききんの矢、滅亡の矢をあなたに放つ時、わたしはあなたを滅ぼすために放つのだ。わたしはあなたの上にききんを増し加え、あなたがつえとするパンを打ち砕く。わたしはあなたにききんと野獣を送って、あなたの子を奪い取り、また疫病と流血にあなたの中を通らせ、またつるぎをあなたに送る。主であるわたしがこれを言う」。
⑤小羊が第五の封印を解いたとき(9,11節)、殉教者の訴え
=神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。
「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行なわず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのです
か。すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、ま
た兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休ん
でいなさい。」と言い渡された。
*主の裁きは?
①神の者たちの為に行われる。
=黙示録18:20 天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都について大いに喜べ。神は、あなたがたのために、この都をさばかれたのである」。
➁あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで:殉教者、その数も定められている。
=マタイ24:9,10そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう
*白い衣
=黙示録7:13,14 長老たちのひとりが、わたしにむかって言った、「この白い衣を身にまとっている人々は、だれか。また、どこからきたのか。わたしは彼に答えた、「わたしの主よ、それはあなたがご存じです」。すると、彼はわたしに言った、「彼らは大きな患難をとおってきた人たちであって、その衣を小羊の血で洗い、それを白くしたのでる
小羊が第六の封印を解いたとき(12~17節)
*天体が揺り動かされる(12~14節)
=マタイ24:29しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう
=ヨエル2:31 主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。
=ルカ21:25,26 また日と月と星とに、しるしが現れるであろう。そして、地上では、諸国民が悩み、海と大波とのとどろきにおじ惑い、人々は世界に起ろうとする事を思い、恐怖と不安で気絶するであろう。もろもろの天体が揺り動かされるからである。
=黙示録8:12 第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。(第四のラッパの災い)
=黙示録16:8,9 第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。
*この世の人たち(特に権力者)たちが災いから逃れようと隠れる(15~17節)
=イエス様の御怒りから、隠れるところはない
*第一の封印~第六の封印(反キリスト、戦争、飢饉、伝染病)は大患難の始め~終わりまでの災いを全体的に表している。
*大患難は地に属する者たちに対する神様の裁き。
*聖徒たちは世に属する者たちではなくて、この世生きても旅人である。永遠な故郷は御国である。